00年代前半から、妄走族関連のアートワークやフライヤーをきっかけに、様々な表現手段で日本のHIP HOPシーンに向けてその絵心を披露してきたグラフィティ・ライターの鬼頭。何らかの形で彼が手掛けてきた作品を一度も見たことないがという人は — 少なくとも“HIP HOPリスナー/ヘッズ”と自負している人ならまずいないだろう。街中の壁や電車に描くというイリーガルな行為から誕生した文化というのもあり、グラフを描く上でのスタンスは、アウトロー的なスタンスから積極的に世間に露出していくスタンスまで、ライターによって様々だが、鬼頭は後者のスタンスでグラフィティというアート・スタイルを表現し続けてきた。